陽明門

陽明門ほど評価が分かれ
議論された建造物はないらしい。
明治から大正にかけては『日本の代表的建築』
と称賛され、その後は酷評された。

 評価を大きく変えたのは

ドイツ人建築家タウトが桂離宮や伊勢神宮の

枯れた美をたたえる一方で

陽明門に対しては、権力者の命を受け

華美な装飾を施したものなどと厳しく批判してからだ。


 その影響は戦後まで残った。


ところがその後、

「家康公の平和への願い」が随所に込められている

ということで再評価され現代に至っている。


世の中の平和は誰もが願うこと。


戦国時代を生き抜いて

散々人を殺し、歯向かう敵の牙を抜き

自分が天下を取った後で

「はい、もう終わり」

といって平和を願うもないものだ。


しかしながら

誰かが強力な権力を握り

天下を統一したからこそ

庶民は度重なる戦火の犠牲に

ならないで済むようになったわけだ。


そもそも世の中は矛盾だらけで

誰が正しいか正しくないかを

議論することも

それで誰かを忌むことも

バカバカしいこと。


立派な思想や動機を持つことより

「結果的に」世の中を良くした人が正しい。


それならば

今自分の隣にいる人を喜ばそう。


それだけ


それだけが最も確実な

正し行いなんだろう。





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by rhinoman | 2016-12-04 17:37 | Comments(0)